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2019.12.25
長島・大野・常松法律事務所と共同でリーガルリサーチプラットフォーム「LION BOLT」の実証実験を開始しました
株式会社サピエンス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:高田龍太郎、以下サピエンス)が開発するリーガルリサーチプラットフォーム「LION BOLT」につきまして、長島・大野・常松法律事務所(所在地:東京都千代田区、マネージング・パートナー:杉本文秀、以下NO&T)と共同で正規版リリースに向けて実証実験を進める合意をしましたので、お知らせいたします。

■「LION BOLT」の概要
「LION BOLT」はリーガルリサーチをアシストするクラウドサービスです。法律専門書や官公庁資料などリーガルリサーチの対象となる情報源を集約して、横断的な検索や閲覧ができるシステムを提供します。
※LION BOLTの名称はLaw Intelligence Open Network: Best of Legal Techの略称

■「LION構想」について
サピエンスは「知識社会の持続的発展に貢献する」ことをミッションとし、LION BOLTを通じて下記のような構想を掲げています。

・LION BOLTにより、迅速かつ多角的なリーガルリサーチが可能になり、リーガルリサーチの効率化を図ることができます。これにより、法律事務所や企業法務部はクライアントや社内からの問い合わせに対し、より効率的で精緻な調査結果に基づく回答が可能となるほか、他の重要業務へのリソースを増やすことが期待できます。
・LION BOLTへデジタルコンテンツを配信することで、出版社・著者は収益化する稼動点数が増加し、ロングテールの強化が図れます。また、印刷コストを削減することができ、出版数量を過度に気にすることなく、出版計画を立てることができます。これにより、専門性の高い分野において、より多様なコンテンツの提供が可能となります。
・LION BOLTをプラットフォームとして、閲覧履歴や検索ワード履歴等のデータを統計化することで次の出版企画に活用することが可能です。

このようなLION構想を具体化するプロダクトとして、サピエンスはLION BOLTの開発を進めています。

■共同の実証実験への合意の背景
弁護士・法務部員をはじめとしたリーガルリサーチャーは、従来にも増してリサーチのスピード・質の改善を求められています。そのような状況下、リーガルリサーチは、電子化されていない法律書を含む紙の文献や各所に散逸している官公庁資料を手作業で調査するなど多くのリソースを投入する必要があり、テクノロジーの活用による改善が期待されているところです。
サピエンスは自らが持つ法律専門書出版と電子書籍ビジネスの知見に加え、大手法律事務所の持つ法律実務の知見を、テクノロジーを通じてLION BOLTの中に取り込み、その機能の正確性及び効率性の向上につなげることを目指して、NO&Tと正規版リリースに向けた実証実験の合意に至りました。

■今後の予定
NO&Tの弁護士によるLION BOLTの試用を通じ、フィードバックを得て、リサーチ対象コンテンツの拡充、検索精度の向上等を図り、リーガルリサーチャーが求めるユーザビリティの確保も含めた機能向上を目指します。
特にリサーチ対象コンテンツの拡充においては、NO&Tの弁護士の協力の下、ユーザーにより幅広いラインナップを提供できるよう努力してまいります。
上記の実証実験を経て正規版へと昇華し、法律事務所、金融機関・企業の法務部門等への営業活動を開始いたします。

■株式会社サピエンスの概要
社名 株式会社サピエンス
所在地 東京都千代田区神田小川町一丁目8番3号小川町北ビル3階
代表者 代表取締役社長 高田龍太郎
URL https://sapiens-inc.jp
本件のお問い合わせ info@sapiens-inc.jp

■長島・大野・常松法律事務所の概要
事務所名 長島・大野・常松法律事務所
所在地 東京都千代田区丸の内二丁目7番2号 JPタワー
代表者 マネージング・パートナー 杉本文秀
URL https://www.noandt.com
本件のお問い合わせ LegalTech_Contact@noandt.com