2021.09.01
LION BOLT(ライオンボルト)法律書検索プランについて「著作権に関するQ&A」を公開しました
■はじめに
LION BOLT法律書検索プラン(以下、「当サービス」と言います)は、法律書・雑誌の本文全文のキーワード検索を行い、書名や著者名、キーワードが記載されたページ数の情報とそれに付随してキーワードが記載された本文の一部を表示することで、ユーザーが求めている書籍を探すことができる「書籍検索サービス」です。
このような「書籍検索サービス」は、著作権法47条の5(2019年1月1日施行)により実施が可能となりました。
弊社は法律書・雑誌で提供される「法律の知」を広く普及させていく目的で、著作権法47条の5に基づき当サービスを運営しています。
Q:著作権法47条の5について教えて下さい
A:著作権法47条の5は、平成30年著作権法改正における「柔軟な権利制限規定」のひとつとして規定されました。これにより、例えば、入力されたキーワードに関連する著作物の所在情報等を著作物の一部とともにユーザーに提供することが可能になりました。このとき、著作物の一部を提供できるのは、検索結果が自分の求めている情報であるかの判断などに資するからであり、そのための数行の抜粋(スニペット)のような軽微な表示が可能となりました。
文化庁の資料などでさらに詳しく解説されています。
・文化庁の資料
https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/hokaisei/h30_hokaisei/pdf/r1406693_11.pdf
Q:法律書以外は検索できないのでしょうか
A:「法律書」「法律雑誌」と言われる書籍・雑誌以外は原則として検索対象に含まれませんが、税務、会計、登記などの分野が入ることがあります。
なお、本文の一部が表示されてしまうと、その書籍の本来の需要を満たしてしまうようなもの(例えば、辞書)は、本サービスでは検索できません。
Q:検索の範囲について教えて下さい
A:検索の範囲は、当サービスに登載されている全ての法律書・雑誌の全ページであり、目次や索引も含みます。
Q:一部表示の基準について教えて下さい
A:検索の結果、キーワードが、ある本のある1ページの中に存在していた場合、その書名や著者名等の書誌情報のほか、記載箇所のページ数を表示します。それに付随して、キーワードが記載されている本文の周辺4行程度の文字(スニペット)を表示します。
1ページの中にキーワードが複数存在していたとしても、表示される箇所は1ページにつき1スニペットとなります。
キーワードが複数のページに存在している場合は、ヒットした各ページにつき、1スニペットの表示を行います。
なお、書籍検索サービスの提供者は「学識経験者に対する相談その他の必要な取組を行うこと」とされており(著作権法施行規則4条の5)、弊社は一部表示の基準について学識経験者による見解を得ながら適法にサービスを運営しております。
その他の著作権に関するお問い合わせについては、copyright@sapiens-inc.jp までご連絡下さい。